こんにちは。
明倫ゼミナール私立中学受験科です。
先日、外国人労働者の受け入れを拡大する「入管難民法」の改正について取り上げました。
少子化と人口減による生産労働人口の減少で、人手不足を解消する一つの方法として進められました。
他にも、AI(人工知能)やロボットの活用や
「一億総活躍社会」を実現するために、女性、高齢者、障害者の職場環境の充実も挙げられています。
そんな中、2018年6月には、「働き方改革関連法」が成立しました。
現在の日本は、長時間労働や正規労働者と非正規労働者の待遇に格差があるなどの問題があり、
これらの問題が、生産性を低下させたり、少子化の原因になっていたりすると指摘されています。
長時間労働が、労働者の健康を害したり、子育てを困難にしたりしているとか、
同じ仕事内容なのに、非正規労働者は正規労働者よりも賃金が低いため、労働意欲が下がり、結果として生産性が下がっていると言っています。
非正規労働者というのは、契約社員や派遣社員、パートタイマー、アルバイトなどで働く人です。
正規労働者に比べて賃金が低かったり、雇用期間が短かったりします。
「働き方改革関連法」は、残業時間の上限を超えた場合に罰則を科すとか、
正規労働者と非正規労働者の待遇格差をなくす法律を整備するとか、
高度プロフェッショナル制度と言って、高収入の専門職は、労働時間でなく、成果で賃金を決めて良い
などが定められています。
やってみよう!
1 労働者の環境整備や社会福祉、社会保障などに関わる国の役所を答えなさい。
2 労働条件の最低基準を決めた法律を答えなさい。
3 労働者が、労働条件の改善を求めるために労働組合を結成できる権利を次から選びなさい。
ア 団結権 イ 団体交渉権 ウ 団体行動権 エ 団体労働権 オ 団体旅行権
4 少子化にある日本ですが、2017年の合計特殊出生率に近い数値を選びなさい。
ア 1.26 イ 1.43 ウ 2.07 エ 2.14 オ 4.32
5 仕事と生活を調和させる取り組みを何と言うか、次から選びなさい。
ア ワーク・ホーム・バランス イ ワーク・ライフ・バランス ウ ホーム・ワーク・バランス
エ ライフ・ワーク・バランス オ ジョブ・リビング・バランス
答え
1 厚生労働省
2 労働基準法
3 ア ア・イ・ウで「労働三権」
4 イ ア 2005年時で過去最低だった。 ウ 人口増に転じるために必要な出生率
5 イ