こんにちは。
明倫ゼミナール私立中学受験科です。
博覧会国際事務局総会がパリで開かれ、
2025年の国際博覧会が大阪で開かれることに決まりました。
55年前になる1970年にも大阪で万博が開催されています。
愛知県では、2005年に「愛・地球博」の愛称で開催されました。
万博というのは、「万国博覧会」とも呼ばれる「国際博覧会」のことで、
国際博覧会条約という条約に基づいて行われます。
開催目的は、簡単に言うと複数の国が参加して
人類が発見・発明したものや人類の活動における進歩と将来を紹介する
ということです。
第1回は1851年の「ロンドン万国博覧会」です。
その頃の日本は江戸時代末期で、まだ鎖国中でした。
1853年の「ニューヨーク万国博覧会」をオランダ商館長の提出する「オランダ風説書」で知ったようです。
1867年のパリ万国博覧会(第2回。パリでは何度も開かれている)に、
幕府、薩摩藩、佐賀藩が参加したそうです。
1873年のウィーン万国博覧会の参加準備を兼ねて、国内博覧会として湯島聖堂大成殿を会場とした、
文部省博物局による博覧会が、日本初の博覧会とされています。
この後、恒久的に展示を行う博物館が誕生しました。(参考:東京国立博物館HP)
この博覧会では、名古屋城の金鯱も大成殿の中庭に展示されたそうです。
その後、ウィーンにも渡り、人気を博したそうです。
愛知万博では、開会式に名古屋市民代表として参加しました。
2025年の大阪万博は、大阪湾の人工島「夢洲(ゆめしま)」が会場となります。
夢洲では、カジノを含む統合型リゾート(IR)の開業も目指しています。
今年7月、統合型リゾート(IR)実施法が成立したため、
ホテルやショッピングモール、映画館、劇場、遊園地などの施設に加えて、
日本で禁止されている賭け事が例外的に認められる場所としてカジノの設置ができます。
これによって、国内・国外から多くの観光客の来ることが見込めます。
万博会場と隣接しておればなおのことです。
しかし、賭け事から抜けられないギャンブル依存症になる人が増えるのではという心配も聞かれます。
高度経済成長期であった1964年に東京オリンピック、1970年に大阪万博が開催されました。
その間に、東海道新幹線、名神高速道路、東名高速道路が開通しました。
2020年に東京オリンピック、2025年に大阪万博が開催されます。
リニア中央新幹線は、2027年に東京・品川―名古屋間開通予定ですから、ちょっと間に合わないですね。
東京オリンピック、大阪万博が、時事問題と戦後日本と併せて出題される!?
やってみよう!
1 2025年に日本で開催される国際博覧会の都市を答えなさい。
2 カジノを含む統合型リゾートを表すものを次から選びなさい。
ア JR イ PR ウ QR エ IR オ SR
3 第2回の東京オリンピックは西暦何年に開催されるか答えなさい。
4 1963年に一部開通、1965年に全線開通した、日本最初の高速道路を答えなさい。
5 日本が万博の存在を知ることになったのは、江戸時代に幕府に提出される報告書によって
だと言われています。その報告書を提出した国を答えなさい。
答え
1 大阪市
2 エ
3 2020年
4 名神高速道路
5 オランダ