こんにちは。
明倫ゼミナール私立中学受験科です。
今年は、高校野球夏の甲子園大会が100回を迎えます。
小学生のサッカー派が多くなった気がしますが、まだまだ野球少年もいますね。
私立中学受験の動機が、「同じ学校で5年間野球をしたい」とか「学区の公立中学校に野球部がないから」
と言う受験生もいることでしょう。
さて、全国高等学校野球選手権が始まったのは1915年です。
今年は2018年ですから、104回開かれているはずです。
これは、太平洋戦争で開催されなかった年(1942~1945年)があるからですね。
これ以外にも、地方予選の途中で中止された年があります。
1941年、日本と同盟を結んでいたドイツがソ連との戦争に突入し、その影響を受けて中止されました。
それより前、1918年も日本全国に広がった暴動で中止されています。
歴史を学習した6年生には答えてほしいところです。
『米騒動』ですね。
台湾や朝鮮半島の学校が出場したこともあります。
日本が植民地にしていた時代です。
1931年には、台湾の学校が準優勝もしています。
1958年は、第40回の記念大会として、沖縄からの代表が出場しました。
(以前は、九州の予選大会に含まれていましいた。)
甲子園で負けた学校の選手は、出場記念に、甲子園の砂を持ち帰ります。
この年の沖縄代表首里高校も甲子園の砂を持ち帰ろうとしましたが、沖縄に戻る途中に没収されてしまいました。
当時の沖縄は、アメリカの統治下にあり、甲子園の砂は、「外国の砂」ということで、持ち込めなかったのです。
こんなことも沖縄の本土復帰(1972年)への思いを強くしました。
1996年の第78回大会から、女子マネージャーがベンチ入りを許されました。
それまでは、マネージャー、記録係と言えども、女子はベンチに入れなかったのです。
今年の4月には、突然倒れた市長の救護に土俵に上がった女性看護士に対して、土俵から下りるようにアナウンスしたことが問題となりました。
男女平等に関しての出題もあるでしょうか。
まだまだいろいろエピソードはあるでしょうが、とりあえず入試問題になりそうな部分を紹介しました。