こんにちは。
明倫ゼミナール私立中学受験科です。
育友会と南山中学男子部が開催した「中学入試説明会」にも行きました。
男子部の方も大盛況でしたから、このブログをお読みいただいている方で、出席された方も多かったことと思います。
「南山男子部が、入試日程を変更するらしい」という噂が、単なる噂で安心したという方もいらっしゃいますか?
さて、以下に、説明会で発表のあった出題方針をまとめましたので、お読みいただいて、受験勉強にお役立てください。
国語について
国語力は、「語彙力」と「論理的思考力」と考えている。
・ 言葉の知識を問う出題をするが、小学生でも聞いたことがあると思われる言葉からの出題を心がけている。
・ 段階を追って、結論・主張にまでたどり着けるかどうかを試す出題をしている。
・ 記述問題は、あきらめずに書く習慣がついていることが大切。
何も書かなければ始まらないが、書き始めれば書けるようになるから。
算数について
・ 小数・分数の混ざる四則計算ができること。
・ 定番問題(平均・濃度・角度・相似など)ができること。
合格者平均は、受験者平均より20%くらい上回っている。
・ 問題文や資料から、必要な情報を読み取れること。
1、2行で済む設問を数行に渡って書いたり、資料を載せたりして出題する。
・ 日常生活の中にある数学的事象に興味を持ってほしい。
何かの割合を考えたり、計算をしてみたりしてほしい。
・ 公式が使えるだけでなく、なぜ公式が成り立つのかを理解しておくこと。
・ 作図の出題はする。
限られた時間、試験会場ということを想定して、コンパスを使う練習をしておいてほしい。
理科について
・ 生物、地学、化学、物理から、バランス良く出題するので、苦手分野をつくらないこと。
・ 小学校で習う基礎知識を使えば解ける出題を心がけている。
・ 観察や実験を通して、どのようなことがわかるかを答えられるようにしておくこと。
・ 「なぜ、そうなるのか」を答えられるようにしておくこと。
・ 問題文で与えられた数値などを図に積極的に書きこむ習慣をつけておくとよい。
社会について
・ 地理、歴史、公民を均等ではないが、3分野から出題する。
・ 名古屋市内市外の教科書を見て作問している。特に、図、資料、グラフ。
・ 現実社会に興味・関心を持ってほしい。
周囲に気を配れる人になると思う。
・ 習った知識と生活を結びつけて考えてほしい。
・ 時事問題は定番となっているので、新聞やニュースを家族だんらんのひと時に入れてほしい。
・ 記述問題で、条件が入っていないとか、問われていることと違うことが書かれていることとかが見られるので注意してほしい。
以上が、先日の説明会で、出題に関して聞いたことをまとめた内容です。
「自分で調べてみる」「自分で考えてみる」「自分で表現して(書いて)みる」という学習態度が必要な出題と言えそうですね。