こんにちは。
明倫ゼミナール私立中学受験科です。
「マドンナ古文」の荻野文子先生をご存知でしょうか。
小学生は、あまり知らないかもしれませんが、大学受験において有名な先生ですから、
保護者の方はよくご存知ではないかと思います。
5月27日に、明倫ゼミナール大学受験部が、その荻野文子先生の講演会を主催しましたので聴きに行きました。
高校生を対象とした講義を交えながら、大学入試の古文対策についてのお話でした。
大学受験と中学受験では、受験生の発達段階が全く違いますから、全てを参考にするというわけにはいきませんが、共通することも多くありました。
その中からいくつか紹介します。
1 受験はマラソン ← 題は、講演を聴いていて、私が勝手につけました。
マラソンはゴールが決まっているから走ることができる。
ゴールを知らず、ただ「走って」では、途中でやめてしまう。
さらにコースを知っているから、作戦を立てられ、ペースをつくれる。
やはり目標は必要ですね。
皆さんは、小学生ですから、塾で、入試に間に合うように学習カリキュラムを組みます。
がんばってついて来てください。
2 「暗記」に学年は関係ない。努力あるのみ。
たくさんの知識を持っているだけでは通用しない。
知識を使った読解練習が必要なので、古文単語は高1~高3に分けて覚えるのでなく、重要語を1か月で覚える。
忘れても良い。読解練習で覚え直せる。
荻野先生が挙げる古文の重要語は230語です。
皆さんの国語の勉強で、言葉のみを取り出してとにかく言葉の意味を暗記するということはできません。
多くの文章を読みながら、語彙力を養いましょう。
社会や理科の用語は、早く覚えて、「知識の運用」の練習が必要です!
3 本当に頭の良い人は、何にでも興味を持つ。
大学入試の古文は、古文常識(時代背景)がなければ正解を導き出すことができない。
出典の時代が、どんな時代であったかを知らなければならないのに、そう言った話に興味を持たず、
目の前の数点のための勉強をしていては、難関大学の問題を解けるようにならない。
中学受験でも、教科書に書かれていることを覚えれば良いということではありません。
先日の南山中学校(他の中学校もですが)の出題方針からもよくわかりますね。
明倫ゼミナール大学受験部
荻野先生はじめ、多くの有名講師の映像授業を受けられます。