こんにちは。
明倫ゼミナール私立中学受験科です。
この春から受験勉強を始めたお子様の多くが苦労するのは、算数の勉強ではないかと思います。
計算問題一つ取っても、上の学年のものであったり、複雑で工夫が必要なものであったりします。
ましてや算数の考え方、問題の解き方に至っては、一生懸命聴いても理解できないということもあると思います。
そうなると、どうしても算数の復習に時間がかかってしまい、他教科が後回しになってやり残しが出たりします。
そして「理科・社会は追い込みが効く科目だから、後回しにしても良い」と考えてしまうことがないでしょうか。
確かに、国語・算数よりも暗記分野の多い理科・社会の方が、短期間で得点に結び付きやすいと思います。
実際、6年生の冬は、国語・算数よりも理科・社会の勉強の割合が多くし、総合得点を上げる努力をします。
しかし、中学受験の場合は、発達著しい小学生が受験生ですから、違う視点も必要です。
子どもは、多くの知識を吸収する過程で、語彙力や読解力が養われ、理解する力や考える力が増していきます。
また、知識量が増えることで自信がつき、前向きに学習に取り組むことが期待できます。
子どもは、「よく知っているね!」と言われると喜びますね。(大人もうれしいですね)
勉強に取り組む子どものモチベーションの維持は、受験勉強を成功させる鍵になります。
「わからない」「嫌だ」という言葉が、頭の中を巡っている状態では、いくら説明しても理解してもらえません。
わからないことばかりに取り組ませるのではなく、練習すればできること、復習すればわかることに取り組ませ、
できることを増やしていくことが、わからないことに取り組む意欲を起こすことにつながると思います!
苦手教科の勉強に時間を割きすぎて、総合的に見ると、足踏み状態になっていたということがないように、
新年度(明倫ゼミナールは3月から)になって、1か月以上経ちました。
国語・算数・社会・理科をバランスを確認してもよい時期かもしれません。
ところで、6年生は、理科・社会の確認テストで、良い点が取れましたか?