こんにちは。
明倫ゼミナール私立中学受験科です。
算数は、「わかる」「わからない」「できる」「できない」がはっきりするからでしょうか。
質問をしに来る塾生は多いです。
しかし、入試分析報告会後は、国語や社会の質問も増えました。
授業で扱った国語の文章読解問題の解き直しを宿題として出しています。
授業を受けておれば、出題文の内容や答えはわかっています。
ですから、本文をろくに読まず、記憶を頼りに答えだけを書いて宿題提出をすることもできます。
それをあえて宿題として出しているのは、解き方の確認をしてもらうためです。
設問や本文のどの言葉を手掛かりにして答えを出したのか、
同じような内容の部分が数か所あった場合、どの部分を答えにすることが最適だったか、
本文をそのまま書き抜くだけでなく、どんな内容を補わなければならなかったか、
などなど、もう一度解き直して、確認してほしいのです。
国語を苦手としている場合、新しい文章読解問題を与えても、
「わかるものはわかる。わからないものはわからない」で終わってしまうことがありますから。
国語や社会(記述式・論述式問題)の質問が出るということは、
覚えている模範解答を書くのではなく、解き直しを丁寧にやっている証拠であるとも言えます。
「僕の答えは、こうなのだけれど、模範解答には、〇〇という言葉が入っています。
〇〇という言葉は、なぜ必要なのですか」なんて質問がくるとうれしくなりますね。