こんにちは。
明倫ゼミナール私立中学受験科です。
6年生は、今週から「理社学力倍増計画」が始まりました。
これは、6年生の学習をしながら、5年生の理科社会の復習を効率よく行おうというものです。
入試分析報告会でお話ししましたように、理科・社会は、5年生で習った範囲が入試出題の多くを占めます。
特に暗記分野の多い社会科は、合格者平均はもちろんのこと、受験者平均も他教科に比べて、高い学校がほとんどです。
ということは、社会科でライバルに差をつけるのは難しく、失点は致命傷につながると言えます。
では、とにかく丸暗記をすれば良いかというと、そうはいかないのが入試問題です。
単純に、用語を尋ねる出題がないわけではありませんが、多くが、いくつかの知識を組み合わせて考える問題です。
ですから、多くの知識が必要であるとともに、それを使って考える練習ができていないといけません。
例えば、歴史事件を古い順に並び替えるという問題は、事件一つを知っていても解けません。
さらに、多くの選択肢の中から、正しく述べられている選択肢を選び、選んだ選択肢を古い順に並べるという問題もあります。
時には、正しい選択肢の数が明記されていない場合もあります。
つまり、この場合、正しく述べられている選択肢を正確に選び、それをさらに古い順に並び替えることができて正解となります。
ご存知のように、「次のア~コのうち、〇〇について正しく述べられているものを3つ選びなさい」という出題から、「次のア~コのうち、〇〇について正しく述べられているものをすべて選びなさい」に変わることで、全体の正答率が大きく下がります。
この他にも、資料を読み取る問題は、理科でも社会でもありますし、理科は、図で示す問題もあります。
こういった出題に対応するには、多くの問題にあたっておく必要があります。
多くの問題にあたる時期に、知らないことが多いようでは、問題数をこなすことができませんし、出題の意図をつかむことができず、ただ目の前の一問を取り組んだだけに過ぎません。
しかし、多くの知識を習得した後に、問題に取り組めば、「このことをこういう尋ね方をしてくるのか!」という気づきがあり、自分の知識に汎用性が出て来ます。
理社倍増計画は、2学期からの追い込みを有効にする伏線でもあるのです。
1学期のがんばりは、2学期につながっています。
学校でも6年生になりました。
受験学年として奮起しましょう!!
確か、確認テストもあって、追試もありましたね・・・