こんにちは。
明倫ゼミナール私立中学受験科です。
受験科コースの方には、「受験科ジャーナル」という塾内だよりを配付しています。
昨年の4月号に、「ゴールデンウィークを活かす」という文章を載せました。
1年前のものですが、明日からゴールデンウィークですので 掲載しました。
ゴールデンウィークを活かす
春休みが終わったばかりですが、間もなくゴールデンウィークがやってきます。
ゴールデンウィークが近づくと、5年生から入塾された、ある双子のお子様を思い出します。仮にメイさんとリンさんとします。
メイさんは、中学受験をしたくて中学受験科コースに入塾しました。リンさんは、Aさんが中学受験科コースに入塾するというので、一緒に入塾しました。二人とも5年生からの入塾ということで、宿題をこなすのに苦労していました。特にリンさんは、メイさんが入塾するからということで始めた受験勉強ですから、なかなか気持ちがノッてきませんでした。そんなリンさんの気持ちが変わったのがゴールデンウィークでした。3月4月と受験勉強を経験し、なかなか定着しない教科や分野がわかってきていたので、手を出せる分野にしぼって復習しました。算数は計算のみ、国語は漢字・語句と音読、理科・社会は、一問一答式の問題(新演習でいえば「トレーニング」)をできるようにと。対するメイさんは、「出されたゴールデンウィーク宿題は全部完璧にこなす!」と意気込み、特に苦手になりつつあった算数から取り組みました。
ゴールデンウィーク後に、お母様から、ゴールデンウィーク中の様子を聞くと、算数に固執したメイさんは、勉強時間の割に進まず、あまり有意義に過ごせなかったという思いになったそうです。(その後は、四教科バランスよくやるスケジュールに変更していただきました)やることを絞ったリンさんは、「ゴールデンウィークにたくさん勉強した!」という気持ちになり、ゴールデンウィーク前ほど、宿題を嫌がらずにやるようになったそうです。「理科は、メイより得意かもしれない」とか「今回の漢字のテストはメイに勝つ自信がある!」とか、勉強に前向きになった発言も出るようになりました。
6年生は、ゴールデンウィークをしっかりと受験勉強に充てていただくとして、3・4・5年は、宿題や3月4月で理解が不十分だった分野の復習だけでなく、受験勉強以外の経験もぜひしてください。社会や理科の入試問題には、「身近な現象・事物」をテーマにした出題がありますよ。例えば、今年の南山女子の理科は、アジの断面図の骨の様子を書かせる問題がありました。こういった問題の出題予想は難しいです。学校の意図は、そのこと自体の知識よりも、様々なものに関心を持つ『姿勢』を持ってほしいというところにあります。出かけたら、いろいろなものを見てきてください!
以上は、昨年の文章です。
今年ももちろん同じです。
6年生にとっては、勉強をしっかりやれる期間として活用しましょう!
5年生、4年生は、勉強だけでなく、家族との時間を楽しんだり(6年生も家族とのコミュニケーションは大事です!)、さまざまなものを実際に目で見たりと、有意義に過ごしてください。
受験勉強を始めたばかりの方は、「3月4月の復習を完璧に!」と力まず、やれることから取り組んでください。
また、連休明けからもがんばれるようにリフレッシュも!