こんにちは。
愛知県の私立中学校や県外難関中学校の受験をお考えの小学生とそのご家庭をサポートする、明倫ゼミナール私立中学受験科です。
受験科生の皆さんは、四大公害病を学習しましたね。
その四大公害病の水俣病と新潟水俣病の原因物質は、「メチル水銀(有機水銀)」でした。
海や河川に流された水銀を、人間が摂取して健康被害が出たといものでした。
2013年に熊本県で開かれた国際会議で、「水銀に関する水俣条約」はまとめられ、水銀を含む製品の製造や売買の禁止をしていくことが掲げられています。
この条約は50か国以上が賛成しないと発効できないとされていたのですが、50か国に達したので今年の8月16日に発効されたのです。
6年生の皆さんが、夏季合宿から帰って来た日ですね。
水銀は身近なものでは、蛍光灯や体温計、電池などに使われていました。
デジタルではなく、銀色の液体(水銀なのですが)が、温められて膨張する仕組みの体温計を使ったことはありませんか?
使う前に、振って伸びた水銀柱を引っ込ませるタイプのですが・・・使ったことないかもしれませんね。
水銀を使っている古いものは、役場などで回収してくれます。
これで、四大公害病や熊本・新潟・富山・三重県関連の出題が増える???
ちなみに、この水俣条約は、ある中学校の定期試験にも時事問題として出題されていました。
今回は、「やってみよう!」を省略しますが、四大公害病の発生場所、原因物質などをきちんと答えられるようにしておきましょう。