こんにちは。
時事問題対策として、今年の10月に開かれた「中国共産党大会」を取り上げます。
これは5年に一度開かれて、中国の方向性を決めるものです。
中華人民共和国は、中国共産党の一党支配です。
中国共産党の党員は、約9000万人います。
中国共産党大会に参加できるのは、このうち2300人だそうです。
習近平国家主席が、この大会で、「2035年までに経済力と科学技術力を大幅に向上させ、建国100周年を迎える2049年頃には、世界トップクラスの国力と国際的影響力を持つ国家になる」という目標を示しました。
習近平国家主席は、中国共産党の代表である総書記でもあり、軍の最高司令官(中央軍事委員会主席)でもあります。
つまり、現在の中華人民共和国において、絶大な権力を持っている人物です。
今回、この習近平国家主席が、自分の方針を「行動指針」にする提案をしました。
「行動指針」というのは、中国共産党の最高の考え方や理想となるもので、中華人民共和国政策の基本になります。
中華人民共和国を建国した毛沢東、経済発展の基盤をつくった鄧小平、元国家主席江沢民、前国家主席胡錦濤の4人が、行動指針を出しています。
やってみよう!
1 中華人民共和国と国交が回復したのは、西暦何年の何が発表されたことによるか答えなさい。
2 1の時の、日本の総理大臣を答えなさい。
3 1を受けて、1978年に結ばれた条約名を答えなさい。
4 1を発表し、日本と中国の友好の象徴となったのがパンダ。今年、上野動物園で産まれたパンダにつけられた名前を答えなさい。
5 日本も中国も自国の領土と主張している島を答えなさい。
答え
1 1972年 日中共同声明
2 田中角栄
3 日中平和友好条約 福田赳夫内閣の時
4 シャンシャン
5 尖閣諸島
中華人民共和国となるずっと前から日本と関係のある国です。
歴史の勉強をお忘れなく!
また、習近平国家主席の顔は思い浮かびますか?
世界の指導者の顔や名前は入試に出ていますよ。
今春であれば、ドイツのメルケル首相とか、アメリカのオバマ前大統領とか。
韓国大統領が、文在寅(ムン・ジェイン)氏になりましたから、アジア人の顔も出そうです!