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愛知県の私立中学校や県外難関中学校の受験をお考えの小学生とそのご家庭をサポートする、明倫ゼミナール私立中学受験科です。
愛知県東部に生息するサンショウウオが、新種として認められ、「ミカワサンショウウオ」と命名されました。
全長1メートルくらいになるオオサンショウウオは天然記念物として有名ですが、その他の小型のサンショウウオは、日本に20種類くらい生息しているそうです。
サンショウウオは、両生類の仲間です。
両生類は、子どもの頃は水中で生活し、大人になると陸上で生活するとか、卵は殻を持たず、卵のうに包まれたものをたくさん産むとか、理科で習った人もいますね。
カエルも両生類ですが、しっぽがありませんから、しっぽのある両生類のイモリにより近いですね。
ミカワサンショウウオが、来春の理科の時事問題として出るかどうかはわかりませんが、生物の分類は頻出です。
しっかり復習しておきたいですね。
ミカワサンショウウオでなく、オオサンショウウオの方は、社会科に少し関係があります。
ドイツ人医師で、江戸時代に鳴滝塾を開いたシーボルトが、鈴鹿で手に入れたオオサンショウウオをオランダに持ち帰っています。
シーボルトはオランダの軍医を務めており、その関係で、江戸時代に日本に来ていました。
国外に持ち出し禁止の地図を持ちだしていたということで、国外追放になっています。(シーボルト事件)
オランダに帰る時に、日本犬、日本猿、オオサンショウウオを持ち帰ったというのです。
ヨーロッパでは、生きているオオサンショウウオはおらず、「生きている化石」扱いで大事に飼育されたそうです。
もちろん、3か月の船旅の間も。
ちなみに、日本犬と日本猿は、鳴き声がうるさく、人になつかず、あまり人気がなかったようです・・・