こんにちは。
愛知県の私立中学校や県外難関中学校の受験をお考えの小学生とそのご家庭をサポートする、明倫ゼミナール私立中学受験科です。
夏休みが終わった途端に涼しくなりました。
今日から、明倫ゼミナールの2学期の授業がスタートします。
NHK杯トーナメントでの藤井聡太四段の活躍が、全国生放送されていました。
生放送は異例だそうです。
そして、永世名人(名人タイトルを五期以上保持した棋士)の森内九段を破ったことは、殊勲の勝ち星とか。
この話題性から「もしかしたら、将棋由来の言葉が出題されるのでは?」なんて考えてしまいますが、入試に出る出ないに関わらず、日常会話でも、国語の文章でも、将棋に関わる言葉があります。
社会科で、第一次世界大戦を学習した時に「成金」は習いましたね。
一番弱い駒の「歩」が敵陣に入ると、「金」と同じ動きが出来るところから、急に金持ちになった人を呼ぶようになったんでしたね。
他にも、相手を追い詰めた時の「王手」、相手を頭から威圧する態度を「高飛車」、自分の使えるものや人材を指す「持ち駒」、目的を達成するために犠牲になる人を「捨て駒」、混雑している中で、人々が押されて状態になって次々倒れることを「将棋倒し」などは、将棋で使う言葉が元だろうとすぐわかりますね。
必ずそうなるという「必至」も将棋の言葉のようです。
相手の玉(玉将、王将)が逃げられない状態・負けが決まった状態のことですが、将棋の世界では「必死」と同じだそうです。
受験国語では、使い分けが必要ですね。
ちなみに、金将を「きん」、銀将を「ぎん」と呼ぶように、「玉将(王将)」も「ぎょく」(宝石のこと)と呼びます。
もともと「玉将」だったものが、いつしか片方は「王将」になりましたが、呼び名はやはり「ぎょく」だそうです。
有名なぎょうざ屋さんは、「ぎょく」とは呼びませんが。
話が逸れましたが、囲碁に関わる言葉も多く、「一目置く」「白黒つける」「捨て石(捨て駒と同じ)」「駄目を押す」「布石を打つ」などは聞いたことがあるでしょうか。
生活ができるかできないかという時に使う「死活問題」の「死活」も囲碁の言葉だそうです。
碁盤にある、相手に取られない石が生きている石で、相手に取られる石が死んでいる石。
石の生き死にを「死活」というそうです。
こうして並べてみると、入試に出てもおかしくない言葉ばかりです。