こんにちは。
愛知県の私立中学校や県外難関中学校の受験をお考えの小学生とそのご家庭をサポートする、明倫ゼミナール私立中学受験科です。
大学入試改革や私立中学高校の授業でよく聞くようになった「アクティブラーニング」を、今年の夏季合宿の6年生に取り入れました。
もちろん、6年受験科生の授業に取り入れた目的は、「話題に乗っかって」ということではありません。
「教えることは、自分が理解する最良の方法」ということを6年生に理解してもらうためです。
小学生の自学自習は、「わかったつもり」という状態に陥りやすいものです。
そのため、「やり直したはずなのにできない」とか「似たような問題なのにできない」ということが起こります。
誰かに教えようとすると、相手にわかるように、言葉で伝えなければなりません。
そうすると、「うろ覚え」になっていたことや、根本の理屈が理解・整理できていなかったことなどがわかります。
今回は、算数の問題を各グループに与え、その問題をグループ内で協力して解き、教え方を確認します。
次に、各グループの代表(と言っても授業担当の先生が指名するので、誰が指名されてもよいようにグループ内で教え合わなければなりません)が、他グループに対して、考え方・解き方を発表します。
上手な教え方を身につけることが目的ではないので、説明に詰まったら、同じグループの人が助けます。
発表後には、教師が補足します。
これをやると、理解度の差がよくわかります。
問題を解くことはできる(正解を出すことはできる)けれど、解き方を知っているだけで、考え方がよくわかっていない人。
考え方が理解できていて、その考え方を使って問題を解くことができる人。
さらに、どんなところに引っかかりやすいかを指摘できる人。(これは一人だけできていました!)
自分ではわかっているのであろうが、相手にそれが伝わらないで苦労する人もいます。
今回は前述のように算数で行いましたが、発表をすると国語力もわかります。
普段の学習の参考にしてください!!