こんにちは。
愛知県の私立中学校や県外難関中学校の受験をお考えの小学生とそのご家庭をサポートする、明倫ゼミナール私立中学受験科です。
明倫ゼミナール一社校塾生から「学校でもらった資料集に『前方後方墳』ってあったけれど、覚えた方がいいの?っていうか覚えちゃったけど」という質問があったと聞きました。
皆さんは「前方後方墳」ってすぐに気づきましたか?
メールで質問を見た私は、「前方後円墳」だと勘違いしてしまいました。
「円墳」「方墳」「前方後円墳」の3種類が載っている教材が多いですね。
とくに「前方後円墳」は、日本独特の墓の形であること、大規模なものが多いこと、近畿地方に多いことから力のある豪族が近畿地方に多かったのだろうと想像できることなどを習いました。
もちろん最大の前方後円墳である「大仙古墳」の写真はよく見ますね。
入試においても、前方後円墳の外周を描かせる問題や横から見た断面図を描かせる問題、古墳の正面がどの位置になるかなどの出題がありました。
「前方後方墳」はあまりお目にかかることはないですね。
しかし、「前方後円墳」の名前が、古墳の形を示していることがわかれば、「前方後方墳」どんな形かもわかります。
前述の古墳の正面の位置を問う問題も、古墳の正面がどこかを知っておくのではなく、「前方後円墳」という名称から推理する問題なのです。
おそらく出題した私立中学校は、「前方後円墳」の名前と形を丸暗記して勉強が終わってほしくなかったのでしょう。
「なぜ?」を考える習慣が、こうした知識の運用につながります。
すべての「なぜ?」に答えが出るわけではありませんが、丸暗記するのではなく、「なぜ?」と考えてみることが大切です。
6月4日(日)は、明倫ゼミナール各校で、夏期講習&入塾説明会を開催しています。
明倫ゼミナールは「思考力学習」を柱に、お子様が「考える」ことのできる授業を行っています。
興味をお持ちになっていただいた方は、ぜひお問い合わせください!