こんにちは。
愛知県の私立中学校や県外難関中学校の受験をお考えの小学生とそのご家庭をサポートする、明倫ゼミナール私立中学受験科です。
道路わきに「びわ」の木を見つけましたので、写真を撮りました。
中学受験の社会科地理分野の勉強で、農業や都道府県の特色を習います。
りんご、みかん、ぶどう、もも、キウイフルーツ、西洋なしなどに比べ、出題率は低いですが、びわの生産量の多い都道府県も習います。
長崎県が、全国生産量の40%弱を占めます。
ただ、授業時に「びわを食べたことがある人!」と尋ねると、食べたことがない子が多いのですね。
店頭に並んでいる時期が短いからでしょうか。
種が大きくて食べにくいからでしょうか。(7割近くは果肉らしいのですが)
愛知県には、「枇杷島」という地名があります。
JR枇杷島駅や名鉄東枇杷島駅という駅もあります。
この枇杷島の名の由来は、庄内川にかつて中州があって、その形がびわに似ていたからという説があるそうです。
また、市寸(いちき)神社に琵琶(楽器)にまつわる伝説があることが関係しているという説もあるようです。(「清州市info」より)
琵琶にまつわる伝説というのは、平清盛によって流された太政大臣藤原師長(もろなが)と豪族の娘との話です。
罪をゆるされた師長が、恋仲になっていた豪族の娘に別れのしるしとして愛用の琵琶を渡して、都に帰ったが、娘は悲しんで身を投げてしまった。
その娘と琵琶を弔った塚が地名の由来になっているのではないかということです。
さて、この「ビワ」の名ですが、楽器の琵琶と関係あるのでしょうか?
どうやら楽器の琵琶に形が似ている果実ということでビワと呼ばれるようになったらしいのです。
楽器の琵琶ができる前は何と呼ばれていたのでしょうか???