こんにちは。
愛知県の私立中学校や県外難関中学校の受験をお考えの小学生とそのご家庭をサポートする、明倫ゼミナール私立中学受験科です。
先日、中日新聞に「信州サーモン」が紹介されていました。
「海のない長野県に養殖サーモン?」という疑問がわいたかもしれませんが、「信州サーモン」というのはブランド名で、ニジマスとブラウントラウトをかけあわせた魚です。
「じゃあ、マスか!」ということになりますが、何をサケと呼び、何をマスと呼ぶかの明確な規定はないようです。
海にいるのがサケで、河川にいるのがマス?
しかし、北洋漁業で、サケ・マス漁とも習いましたから、海にもマスはいますね。
スーパーで「トラウトサーモン」というものも売っています。
トラウト(マス)なのかサーモン(サケ)なのか。
これは、ニジマスを海面養殖したものだそうです。
輸入食品として、チリから多く入ってきています。
ちなみにチリでサーモン養殖が盛んであるということを知っていると解ける問題を出題した愛知県の私立中学校もありますよ。
愛知県には、「絹姫サーモン」というものがあります。
絹姫サーモンは、奥三河で養殖されています。
それは「ホウライマス(斑点模様のないニジマス・突然変異で生まれた)」と「アマゴ」を掛け合わせた魚です。
こちらも信州サーモン同様に、淡水養殖のマスですが「サーモン」の名がついています。
他にも、山梨県には「甲斐サーモン」の名称で出荷される大型のニジマス、広島県には「広島サーモン」という海面養殖のニジマスがあります。
「サーモン」という響きが食欲をそそるのでしょうか?
「信州鮭」より「信州サーモン」の方がおいしそうかな。
日本には、サケ(白鮭)とサクラマス(ヤマメの降海型)・サツキマス(アマゴの降海型)くらいしか遡上しません。
(銀鮭や紅鮭は、日本の河川には遡上しないそうです。)
そして、マスよりもサケの方が格上だったそうです。
そのことも関係しているのでしょうか?
サーモンは寿司ネタとしても人気があるように、生で食べる機会が増えました。
消費量が増えていることと、きちんと管理された養殖により、寄生虫の心配がないということで人気が高まっているそうです。
少し調べたところ、新潟県や群馬県にもブランドサケ・マスがあります。
ご当地サーモンもどんどん有名になって、入試頻出になる日も来る!??
サケの仲間は、6種類のひれを持ちます。
理科では、フナやメダカを習いますから、背びれ・胸びれ・腹びれ・しりびれ・尾ひれの5種類ですね。
サケの仲間は、背びれの後ろに脂びれという小さなひれがあります。
今はスーパーで養殖アユを見る機会があると思います。
もう少しすれば、天然アユも。
アユはサケ目ですから脂びれがありますよ。確かめてください。