こんにちは。
愛知県の私立中学校や県外難関中学校の受験をお考えの小学生とそのご家庭をサポートする、明倫ゼミナール私立中学受験科です。
岐阜県養老町では、「改元1300年祭」で町を盛り上げています。
「養老の滝」や「養老天命反転地」というテーマパークが有名ですから、行ったことのある人も多いことでしょう。
717年に奈良時代の女帝元正天皇が、現在の養老町を訪れて、若返りの効果がある霊泉と感動したことを機に、元号を「養老」にしたということです。
さて、「元号」というのは、中国から伝わった一定範囲の年の称号です。
王が一定の時間の範囲に名前をつけることで、土地と人民だけでなく、時間の支配も意味したと言います。
日本で最初の元号は「大化」です。
大化の改新を習った時に聞きましたか?
現在は、元号法という法律があって、天皇一代につき、一元号と決められています。
養老町は、元号が町の名になっていることで有名なこともありますが、やはり「孝子物語」ですね。
薪拾いに行っていた青年が、酒の湧き出る泉を発見し、酒好きの父親に持ち帰って飲ませたところ、白髪頭は黒髪になり、肌もつやつやしたということです。
この話が都に伝わり、元正天皇が行幸(天皇の外出)されたということです。
養老の滝から三方山に登ると、濃尾平野が木曽三川の沖積平野だということがよくわかります。