こんにちは。
愛知県の私立中学校や県外難関中学校の受験をお考えの小学生とそのご家庭をサポートする、明倫ゼミナール私立中学受験科です。
今年は、織田信長が岐阜に入城して450年ということです。
1567年、織田信長は美濃の斎藤龍興を破り、小牧城から稲葉山に移りました。
そして、町名を「井口(いのくち)」から「岐阜」に改めました。
「岐阜」は、中国周王朝発祥の地である「岐山」と儒学の始祖である孔子の生誕地「曲阜」から名付けられた言われています。
また、岐阜に入ってから、織田信長の文書に「天下布武」の朱印が押されるようになりました。
この「天下布武」は、社会のテキストにも載っていましたね。
比叡山焼き討ちなどの残虐な行為から、「武力をもって、天下を平定する」という信長の決意を示したと解釈されていますが、もう一つ、別の解釈があります。
中国の古典の言葉に、「七徳の武」というものがあります。
七徳というのは、「暴力を禁じる」「戦争をしない」「大国を維持する」「功績を上げる」「人民を安心させる」「民衆と仲良くする」「国を豊かにする」という意味で、これをもっている者が、王にふさわしいということです。
「武」には、「威力」「戦いをやめる」「武人としての正しい行動(武道)」などの意味があります。
「天下布武」というのは、「七徳を持って天下を平定する」という意味にも解釈できるのです。
金華山(岐阜城)からは、濃尾平野一帯を見渡せ、名古屋の高層ビル群も見えます。
この眺めが、天下取りの夢を抱かせる!?
歴史の勉強と受験の決意固めのために、お出かけになるのも良いかもしれません。
でも春期講習は休まないでくださいね。