こんにちは。
愛知県の私立中学校や県外難関中学校の受験をお考えの小学生とそのご家庭をサポートする、明倫ゼミナール私立中学受験科です。
午前の部の春期講習を受講している6年生に、「塾に来る前に何をしている?」と尋ねました。
「計算問題をやってから塾に来ている」
「ニュースを見てから塾に来ている」
と答えた塾生が多くなりました。
(「起きて、急いで用意して来ている」という答えもありました・・・)
最近、「忖度(そんたく)」という言葉が話題になっています。
受験科生も使いはしませんが、ニュースを見て知ったという人が結構いました。
意味は、「他人の心を推し量ること。推察」と辞書に出ていますね。
「忖」は、りっしんべんがついていますから、「心」に関係する字ですね。
「寸」「度」も単位を表す字で、「ものをはかる」という意味を持ちます。
「忖度」は、文字通り、「人の心を推し量る」という意味を表していますね。
日本外国特派員協会の記者会見で、適当な英単語がなくて、訳すのに苦労している場面がありました。
中国語には、「忖度」という言葉があり、意味も同じです。
というよりも、中国の方が普通に使うようですし、中国のニュースでも取り上げられたようです。
(TBSの報道番組「あさチャン!」で取り上げていました)
似たような意味の言葉に「斟酌(しんしゃく)」という言葉があります。
これは、「酒をひしゃくで汲み分ける」という意味の言葉で、そこから「相手の事情を理解する」という意味が生まれたようです。
小学生が普段使わないような言葉が、入試には出ています。
入試に出るとか出ないとかでなく、言葉に興味を持つことは良いことだと思います。
そんな言葉に出会うのは、教材はもちろんですが、ニュースなどの情報番組もですね。
春季オリエンテーション合宿では、「言葉に敏感になろう!」という話がありました。
入試分析報告会では、「6年生は、社会に関心を持てるようにニュースを見よう!」という話もありました。
「毎日計算!」という話もありました。
これらをぜひ実践してください!