こんにちは。
愛知県の私立中学校や県外難関中学校の受験をお考えの小学生とそのご家庭をサポートする、明倫ゼミナール私立中学受験科です。
入試を終えたばかりの6年生が、自身の受験体験を作文にします。
後日、いくつかご紹介したいと思います。
保護者の方も受験体験を文章にまとめてくださる方がいらっしゃいます。
これからお子様が受験を迎えるという親御様にとって、参考になることが多く書かれているかと思いますので、こちらも後日紹介したいと存じます。
受験が終わった保護者の方とお話ししていると、「中学受験は、本当に子どもの学習管理が大切だなあ」と改めて感じます。
明倫ゼミナールでは、「宿題範囲表」を配付しています。
宿題は授業の復習を中心としていますから、宿題範囲表を見れば、授業範囲も宿題範囲もわかります。
その範囲表にしたがって宿題をこなせばよいのですが、そこは小学生。
大人の予期せぬことをしているものです。
今週、こんな思い出話を聞くことができました。
「宿題を早くやり終えた週がありました。感心していたら、本人は国語②と算数②の宿題をやっていないことに気づいていなかったんです。先生が、宿題ノートに『②の宿題は?』って書いてくださって、初めて気づいたんですよね」
明倫ゼミナールでは、5・6年生の平日国語・算数の授業は、国算①の日と国算②の日の2日に分けてあります。
このお子様は、国語①算数①の宿題をやり終えたところで、「国語と算数の宿題が終わったあ!」と
満足してしまい、国語②算数②の宿題の存在自体が消えてしまったのですね。
「塾に慣れたから良いと思って、宿題範囲までは確認せず、〇つけをしてあげていたら、理科だけあまりにもできが悪い。『どうしたの?』って聞くと、『わからなかった・・・』って。先生に相談しようと思って、テキストとノートを確認したところ、理科の宿題だけ翌週分をやっていました!」
このお子様は、その時の単元に興味を持ったので、翌週分、翌々週分と解説ページを読み進めていました。
間違えて翌週分の宿題をやっているのに、読んだことのあるページだったため、授業を受けた気になってしまい、
単純に「自分ができないだけだ」と思ってしまったそうです。
「子どもにまかせていたら、教科の偏りができていた」とか、「わからない問題は、答えを見ながらやって、できたことにしていた」とか、そんな話も聞きます。
子どもが親の手を借りずに自分やろうとすることや、答えを使って勉強することは悪いことではありません。
しかし、それがうまくできているかの確認は必要ですね。
前述のように、自分のやっていることが正しいと思い込んでいるわけですから。
それに、一生懸命取り組んだことを見てもらい、努力を認めてもらうことは、子どもの励みにもなります。