こんにちは。
愛知県の私立中学校や県外難関中学校の受験をお考えの小学生と、そのご家庭をサポートする、明倫ゼミナール私立中学受験科です。
さて、今回は、新たな企画「中学受験相談室」について、ご紹介します。
これから中学受験の準備をされる方は、「中学受験とはどのようなものなのか?」「どのような準備が必要なのか?」「わが子にとって正しい選択なのか?」などなど、多くの疑問をお持ちになるのではないでしょうか。
また、中学受験の勉強をスタートしてからも、さまざまなことに対して、「このままでよいのだろうか?」「他の方はどのようにされているのだろうか?」などの疑問や不安感に苛まれることもあるかもしれません。
そんな多くの疑問・質問、とくに「中学受験あるある質問」に対して、明倫ゼミナールの私立中学受験科コースに関わっている教師がお答えします。
この中学受験ブログの中で公開していきます。
第1回は「中学受験相談室」の紹介になっています。
第2回は、6年生の秋によく頂戴する(今年度も頂戴した)「過去問を受験勉強に取り入れる意義」について紹介しています。
「なぜ、同じ問題は出ないのに、過去の入試問題に取り組むのだろうか?」という6年生の素朴な疑問に、うまく答えることができないという保護者からの相談を取り上げています。
はじめは、「志望校の入試問題がどれくらいできるだろうか?」と興味を持って取り組んでいた過去問も、何年分も取り組んでいく間に、「同じ問題は出ないのに、過去問をやる意味はあるのだろうか?過去問をやるより、問題集を使って苦手分野の克服に努めた方がよいのではないだろうか?」と考えてしまうことがあります。
「同じ問題を出すことはありません。では、何のために過去の入試問題をやっておいてほしいと言うのか。それは、学校の出題レベルに対応できる力をつけておくためです」とある中学校の先生がおっしゃいました。
つまり、同じ問題は出さないが、『同じような出題方式』『同じような難易度』の出題はするので、それに慣れて、力を発揮できるようにしておくためだということです。
基礎的な知識を素直に問う出題が多い学校、知識を運用する力を問う出題の多い学校、設問の把握に時間のかかる問題の多い学校、特定の科目が難しい学校など、学校による特色があります。
入試は、その特色に応じて自分の力を発揮し、合格を勝ち取らなければなりません。
難関校の入試問題であれば、ぱっと見で、「わからない」とあきらめてしまっているようでは、合格点に達することはできません。すぐに解法が思い浮かばなくても、あきらめずに、手がかりを見つけ試行錯誤しながら答えを出さなければならない場合がよくあります。
そんな粘り強さを養うにも過去問を使った学習は効果的です。
過去問に取り組むことへの疑問を持ち始めたお子様には、「入試本番で、その学校の出題レベルに慣れ、対応する粘り強さを養っているんだよ」と話してあげましょう。
以後もどんどん配信していきますので、ぜひ、ご覧ください。