私立中学受験科ブログ

2016年7月時事① 参議院選挙、18歳以上投票

こんにちは。

愛知県の私立中学校や県外難関中学校受験をお考えの小学生と、そのご家庭をサポートする明倫ゼミナール私立中学受験科です。


7月10日に参議院選挙が行われました。

この選挙で、国政選挙として初めて18歳以上の男女に選挙権が与えられました。

これにより有権者が、約240万人増えることになりました。

日本の人口が約1億2700万人で、有権者の数が約1億660万人となりました。

人口の80%以上を有権者が占めていますから、少子高齢化が深刻なことがわかります。


今回、18歳の投票率が約51%、19歳の投票率は約39%でした。

これは、「18歳選挙権」ということで、満19歳の人より、満18歳の人の方が、選挙への関心が高かったのかもしれません。

また、高校などで、模擬投票を行うなど、選挙への理解を促す取り組みの違いかもしれません。


なぜ、18歳に選挙権を引き下げたのでしょうか?

若者の政治に対する関心が低く、投票率が低いため、政治が投票率の高い高齢者向けになっているのではないかという指摘がありました。

このため、選挙年齢を下げることで、若い世代の投票数を増やし、政治に若者の意見を反映させようという狙いがあるそうです。

また、若い世代に、これからの日本社会を担っていくという意識を持ってもらいたいという願いもあるようです。

国民投票法で、投票権が18歳以上になっていることや、多くの国で選挙権が18歳以上であることなどから、選挙権を18歳以上に引き下げたのです。


2016年入試出題例   愛知淑徳中学校


法律改正によって増える有権者の数は約240万人とされますが、この人数が全有権者に占める割合として正しいものを選びなさい。

  ア 約2% イ 約8% ウ 約12% エ 約20%


答え ア   日本の有権者が、約240万人増えたため、約1億660万人になりました。




2016年参議院選挙では、「一票の格差」を是正するために、「合区」が設けられましたね。

鳥取県と島根県、高知県と徳島県がそれぞれ2県で1選挙区(合区)としました。

参議院選挙の選挙区制は、47都道府県を選挙区としてきましたが、今回からそうでなくなりました。

この制度が続くと、ある県からは国会議員が一人も出ていないということが起こると懸念されています。



やってみよう!

問題

① 2016年7月行われた参議院選挙では、満何歳以上の男女に選挙権があるか答えなさい。

② 2016年7月の参議院選挙で、当選した人数を答えなさい。

③ 参議院選挙では、選挙区制の他に、得票数に応じて各政党に議席を配分する制度も用いられる。その制度を何というか答えなさい。

④ 選挙についての規則が定められている法律を何というか答えなさい。

⑤ ④に基づいて、選挙が公正に行われるように管理・監督する機関を何というか答えなさい。



答え

① 満18歳以上

② 121人  参議院議員総数が242人で、3年ごとに半数ずつ改選

③ 比例代表制

④ 公職選挙法

⑤ 選挙管理委員会

選挙に関しては、テキストの内容をしっかり頭にたたきこもう!

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