こんにちは。
愛知県の私立中学校や県外難関中学校の受験をお考えの小学生と、そのご家庭をサポートする、明倫ゼミナール私立中学受験科です。
先日、大垣市の輪中館や金生山化石館に塾生と行きましたが、その時の参加者たちの様子をお伝えしたいと思います。
明倫バスを使って行ったのですが、行きも帰りも大騒ぎです。
座席には、きちんと座っていますが、クイズの出題を求める声がずっと続きます。
教室での授業ではありませんから、「なぞなぞ」と「心理テスト」を用意しました。
人気があったのは「なぞなぞ」の方です。
「直感」より、「考えること」の方が好きなようです。
このツアーが終わってから、「週テスト」を受ける生徒もいますので、帰りのバスでは、理科社会のテスト範囲から問題を出しました。
(完全に勉強内容だから少しは静かになるだろうと思ったのですが・・・)
授業で扱った問題や宿題になっている問題を出しただけですが、大声で叫んで答えます。
「毎週、バスで勉強させたらもっと成績が上がるんじゃないの?」と思えるほどです。
まずは、輪中館に到着です。
化石を楽しみにして来た子は、あまり熱心にならないかなと心配しましたが、そんなことはありませんでした。
輪中館で用意していただいたクイズを答えようと、施設を何周もして、展示物から答えを探していました。
さらに驚きだったのは、輪中館から輪中生活館まで、数分歩くのですが、その間の発見も楽しんでいました。
「あっ、カエル!」と、アマガエルを捕まえる子。(女の子も!)
「稲穂だ!」と、道路に落ちていた稲穂を拾って見ている子。(前日が稲刈りだったそうで)
「コンバインって、でかいね」と、本物のコンバインに驚く子。
「これって何の実?」と、カリンの実に興味を示した子。
輪中生活館につくと、井戸水の冷たさに驚き、また、室内の空気にも驚いていました。
「何で、この家はこんなに寒いの?」
「壁が少ないからじゃない?」(伝統的な日本家屋ですから)
「天井が高いからじゃない?」(初めて土間に下りたという子もいます)
他にも、畳を踏む感触を確かめたり、昔の桐箪笥を開けてみたり(開けたら閉めようね)、祝いの膳の食品サンプルに興味を示したり、昔の急な階段に恐がったり。
食品サンプルの中に、食品が串刺しになっているものがありました。
一人の子どもが、「何で、みかんが串刺しになっているの?」という疑問の声がしました。
作り物なので、ちらっと見て素通りするところでしたが、「代表で伊勢参りに行った人を迎える膳で、伊勢の方では、食品を串刺しにしていたらしい」という館長さんの説明も聞けました。
化石館では、「恐竜の化石じゃないんだよなあ・・・」と、子どもたちがどれくらい興味を示すか心配しましたが、フズリナやウミユリの化石、鉱石などの展示物を興味深げに見て、館長さんや職員の方に質問をしていました。
教材として用意した化石を含む岩石とサンドペーパーのセットにも大喜び。
「早くやりたい!」と。
この企画は、希望参加ですから、今回の目的地に興味のある塾生や知的好奇心の高い塾生が集まっているということは考えられます。
しかし、やはり小学生は、知的好奇心が旺盛であり、発見すること、考えることが好きなのだということは言えるのではないでしょうか。
この時期に多くの知識や考える機会を与えてあげたいと思いました!