こんにちは。
愛知県の私立中学校や県外難関中学校の受験をお考えの小学生と、そのご家庭をサポートする明倫ゼミナール私立中学受験科です。
来春の入試から東海中学校は、募集定員を40名減らします。
その理由について、東海中学校の林道隆校長先生にお尋ねしました。
わかりやすいようにインタビュー形式で掲載します。
今回の私学フェアも盛況ですし、東海中学校の説明会・ブースともに来場者が多いですね。なぜ、定員を減らすのですか?
林校長 ここ数年の志願者の動向で、定員を減らすわけではないんですよ。
どのようなことをお考えになってのことですか?
林校長 今でもそうですが、東海中学校を受験される方の中には、灘中学校や開成中学校も受験されている方がいます。そういった状況を考えたときに、東海中学校を選んでいただくためには、教育環境の充実に努めなければなりません。ですから、教育環境の一層の充実というのが主な理由なのです。
県外の超難関校に合格しても東海中学校に入学される方がいますが、今後もそうあり続けるためということですか?
林校長 そうです。リニア新幹線が開通したら、リニアで名古屋から開成中学校に通学するという中高生が出るかもしれません。少子化ということが理由になるのかもしれませんが、今まで以上に、良い教育・良い学校を選んで入学する時代になると思います。
逆に、首都圏から東海中学校に通う生徒もいるかもしれませんね。
林校長 そうなるかもしれませんし、そうあってほしいです。伝統校というものは、何かを一気に変えるということは難しいですから、早めに準備をしていかなければなりません。
保護者世代には、「1学年500名くらいだったけど」とおっしゃる方もいらっしゃると思いますが。
林校長 学年500名以上の時がありました。ただ、兄弟や同学年が多かった時代に育った子どもと、少子化の中で育った子どもとは、指導の仕方を変えなければならないところもあると思います。もまれて自然に教育される部分が少なくなった分、教師のはたらきかけが必要になると思います。先生の目がよく行き届くようにしなければなりません。
1学年の人数が減ることで、指導が強化されるわけですね。
林校長 そういうことですが、現状に問題があるわけでないのですが、長期的な展望に立った場合、今から変えていこうということになったのです。
よくわかりました。お忙しい中をありがとうございました。