こんにちは。
東海中学・南山中学をはじめ、愛知県の難関中学校や県外難関中学校受験に挑戦する小学生とご家庭をサポートする、明倫ゼミナール私立中学受験科です。
「親子の受験」と言われるように、中学受験では、親の役割、子どもへの接し方が大切になってきます。
実際に受験をするのは子どもであり、勉強を教えるのは塾であっても、子どもに勉強してもらうためには、親の「声かけ」が必須です。
しかし、そうとわかってはいても、具体的にどのように声をかければ子どもがやる気を起こしてくれるのかということは、受験生を持つ保護者の皆さんの共通の悩みではないでしょうか?
そんな悩めるお母様方におすすめの本が、『1日5分!お母さんがコーチになれば、子どもの成績はグングン伸びる』(すばる社)です。
タイトルは長いですが、中身は非常にわかりやすく、すぐに実践できるアドバイスがいっぱいつまっています。
というのは、この本、実際の生徒指導の中で経験したことに基づいて書かれているからです。
著者は、明倫ゼミナールと同じグループで、全国に500以上の教場を展開する『ナビ個別指導学院』の加藤法彦塾長です。
巷には、「勉強しろと言わずに成績を上げる」というような本があふれています。
しかし加藤塾長はあえて「成績を伸ばすお母さんは『勉強しなさい』と言う」という実例を紹介しています。
確かに、学齢期のわが子に「『勉強しなさい』と言ってはいけない」というのは、無理な話です。
ですが、「勉強しなさい」と言うお母さんの中にも、「子どもの成績を伸ばすお母さん」と「子どもの成績を伸ばしきれないお母さん」が存在することも、また事実です。
この本では、その違いについて説明しています。
子どもを持つ親ならば、ついつい言ってしまう「勉強しなさい」という言葉。この言葉を言ってしまうのは当然のことと捉え、言う場面や言った後の対処を説くのがこの本の特色です。
わが子に夢を持たせる声かけとは?
「がんばれ!」と言うタイミングは?
ほめれば天まで昇りそうなわが子に、どうほめればよいのか?
机に向かう時間は長いのに・・・ミスがちっとも減らなくて困っている。
などなど、ほかにも子育て世代の身近な疑問に答えが見つかる可能性「大」です!
実例を基にした著書のため、このブログですべてを紹介することは不可能です。ですから、本屋さんで見かけたらぜひ手に取ってみてください。
著者の加藤塾長も書いている通り、「必要なところだけ拾い読みできる」ような構成になっていますから、「なかなか読書する時間が取れなくて」という、家事やお仕事で多忙なお母さんでも大丈夫です。
また、やさしく語りかけるような読みやすい文章ですので、少し腰を据えて読めば2時間程で読破できるのではないかと思います。
著者 加藤法彦塾長からのメッセージ
【ビックリする様な成績アップを実現する生徒には、ある共通の特徴があります。
それは「お母さんがコーチとして接している!」ことです。
コーチって言うと「そんな難しいこと私には...」と思われるかもしれません。
でも、それはちょっとしたコツを習得するだけで、だれでも簡単にできることなんです!
その"ちょっとしたコツ"を皆さんに紹介するのが本書なのです。
お母さんがこの簡単なコツを身に付けて、お子さんのビックリするような成績アップを実現してくれることを切に願っています。 加藤法彦】
実例の多くは中学生ですが、中学受験をめざす小学生のお子様をお持ちの保護者の皆様にも、十分参考になる内容です。
中学受験の勉強をしていると、子どもの精神的な発達は早くなるものです。
もちろん、中学生になれば、小学生時代の「親子の受験」の関係から変化しなければなりません。
その意味でも、お子様が小学生の今のうちから、この『お母さんコーチ』を一読されることをおすすめします。