黒木悠登君は、明倫ゼミナール私立中学受験科から東海中学校に入学し、現在、東海高校2年生。今も明倫ゼミナール高校部に在籍中の黒木悠登君に、成績アップの秘訣を聞きました。
Q 東海高校には、成績別クラス編成の「A群」「B群」がありますよね。黒木君はA群に入ったの?
A はい、入ることができました。文系はAB各1クラスで、理系はA群3クラス、B群6クラスです。
Q 全部で11クラスだから、1学年の生徒数は450人くらいかな? 黒木君はどのあたりの成績順位なのかな?
A 2学期になって実施された実力テストでは、50番以内に入ることができました! 前回までは、100番が壁になっていたので、自分でも驚いています。
Q 50人以上を抜き去った秘訣をぜひ聞かせてください。
A 夏休みのがんばりが大きな要因だと思います。小6受験生時代に戻ったかのように、1日8時間以上勉強しました。でも、小6の時のように規則正しい生活ではなかったですが。
Q 黒木君をがんばらせた要因は何だったのかな?
A 実は中3の時に300番台まで下がったのです。さすがにこのままではいられないと反省し、がんばることにしました。A群にも入りたかったですし。高1になっても150番が壁になったままでした。もっと自分のモチベーションを高めようと、色々な大学のホームページを見て、オープンスクールの日程を調べ、その中から魅力ある大学をピックアップして、実際に行ってみました。
大学のオープンスクールに行ったのは、高2の夏休み前だね? 行ってどうだったのかな?
行く前は、それほど志望する気持ちはなかったのですが、実際に大学のキャンパスを歩いて校舎に入り、
学内の雰囲気を感じてからは、強い憧れが湧いてきて、自分もここの学生になりたいと思うようになりました。
学祭を仕切っている人たちを見て、「東海のサタプロ実行委員※と似ているな」と思うと、親近感を覚えました。
体験講義にも参加してみました。内容は難しかったですが、社会に対する影響力や発信力が感じられ、
「こんな講義が受けられるなら行きたい!」と思いました。
※サタプロ...サタデープログラムという東海中高校の名物講座。東海生が講師を務めるだけでなく、
毎回、各界で 活躍している人を招いている。準備のほぼすべてを在校生の実行委員が行う。
2月と6月に開かれ、一般の人も聴講できる。
Q 「入学したい!」という気持ちが、「もっと勉強しよう!」という気持ちを起こさせたわけだね。
どんな勉強をしたのかな?
A 参考書類をたくさん持っていたのですが、各科目、「これ!」という自分がいちばん信頼できる参考書を1冊
使い切ろうと決め、努力しました。
Q たくさん参考書を用意していたの?
A 母親が、本屋で参考書を物色するのが趣味なんで・・・。
中学受験の時もそうだったよね? 新品の問題集を「使わなかったから」と教室に寄付してもらったなあ。
あまり変わってないですね。それでも結構、研究してくれていて、僕自身が使いたいと思っていたものが、
既に家にあったりするので、その点は感謝しています。
たくさんある中から、自分で使いたいものは、最終的には自分で決めています。
Q 苦労した教科は何でしたか?
A 数学です。一巡目は、同じ分野の問題でも全く違うものに見えてしまい、「先は長いな」と思っていました。
でも、続けていると、前日まで理解できなかったことが、突然「わかった!」という状態になることがあるの
です。この感触というか感動というか、この感じが続ける原動力になりましたね。
Q そうなるまでに時間がかかったことと思いますが、それまでにあきらめそうになったりしなかった?
A やはり一巡目は、わからないことだらけでしたから、嫌になることはありました。二巡目に入ってからです
よね。ところどころで理解できるようになっているのが実感できるのは。
毎日、「きょう一日でどれくらいわかるようになったか」を考えていたら、気が滅入っていたかもしれません。 うまくいえませんが、「1年後の自分ができるようになっていればいい」という思いと、「1年後にはできていないといけない」という思いの両方があったので、焦らず怠けず勉強できたのかなと思っています。
Q 目先の成果を追うより、「行きたい大学があるから、時間がかかってもやり切るしかない」という強い思いが大事だということかな?
A そうだと思います。次回のテストでどんな結果になるかはわかりませんが、「今回よかったから、それでよし」
という気持ちにはなっていません! 次回も、もちろんがんばります!!
黒木君は、サタプロ実行委員やバドミントン部の活動もがんばっていたのですが、現在は、大学受験に向けての努力に励んでいます。明倫ゼミナール御器所2号館でも勉強していますよ。