大雨や雷が続き、梅雨明けが迫っています。いよいよ来週からは夏休みが始まります!
今年は、昨年のような夏休みの短縮もなく、例年通りの長い夏休みを迎えられますね!
その前に、1学期の終業式にもらうものと言えば・・・「通知表」です!
新学習指導要領では、通知表の中身(観点別評価)が変更されます。
すでにご存知の方も多いと思いますが、改めてご紹介させていただきます。
今までの通知表は、4つの観点においてそれぞれ評価され、この観点別評価の組み合わせで評定(内申点)が決まっていました。これが今年からは3つの観点に変更となります。
「技能」「知識・理解」の2つがまとめられ、「知識・技能」となり、3つの組み合わせで評定が決まるようになります。
3観点は、それぞれA~Cの3段階で評価します。
A:十分に満足できると判断されるもの
B:おおむね満足できると判断されるもの
C:努力を要すると判断されるもの
観点別評価を組み合わせて、以下のようなイメージで評定(中学生は5段階・小学生は3段階)が決まります。
例)AAA → 評定は5または4
AAB → 評定は4
AAC・ABB → 評定は4または3
ABC・BBB → 評定は3
ACC・BBC → 評定は3または2
BCC → 評定は2
CCC → 評定は2または1
文部科学省のHPを見ると、評価例は以下のように明記されています。
◆「知識・技能」
⇒ 〇 個別の知識及び技能の習得状況について評価する。
〇 概念等として理解したり,技能を習得したりしているかについて評価する。
評価の工夫例)ペーパーテストで知識の習得と知識の概念理解を問う問題をバランスよく配置
生徒に文章で説明させる、観察や実験をさせて式やグラフで表現させる
◆「思考・判断・表現」
⇒ 知識及び技能を活用して課題を解決する等のために必要な思考力, 判断力,表現力等を身に付けているかどうかを評価する。
評価の工夫例)論述やレポート作成、発表、グループでの話合い、作品の制作や表現等の活動を取り入れる。
◆「主体的に学習に取り組む態度」
⇒ ①知識及び技能を獲得したり,思考力,判断 力,表現力等を身に付けたりすることに向けた粘り強い取組
②自らの学習を調整 しようとしているかどうかを含めて評価する。
評価の工夫例)ノートやレポート等における記述
授業中の発言
教師による行動観察 など
1学期の通知表が出たら、改めて自分がどう評価されているか分析してみましょう。
明倫ゼミナールでは「通知表点検」といって、明倫の講師が通知表を見て、個別にアドバイスする時間を設けています。
2学期はどの教科をどのように取り組んだらよいか、評定を上げるために必要なことなど、通知表の見方とあわせてお伝えさせていただきます。
1学期の結果を踏まえて、夏休みを有効に利用して、2学期の準備をしていきましょう!