2020年も残り半月となりました。
今年はコロナウイルス感染症のため、誰もが予想もしなかった1年となったのではないでしょうか?
私たち学習塾側にとっても、春の学校休校や塾の休業要請に始まり、夏休み・冬休みの短縮など、さまざまな対応に追われた1年となりました。
本来、2020年は小学校での英語教科化やプログラミングの導入など、教育改革の初年度として注目されなければなりませんでした。ただ、コロナですっかり印象が薄くなってしまい、小学校ではどれくらい英語指導に本気で取り組むことができたのかな?と不安が残ります。
もっと心配なのが、2021年におこなわれる中学校の教科書改訂です。
来年の英語の教科書サンプルを少し見ただけですが、単語・英文ともに、かなり難しくなっており、英語嫌いの生徒が増えてしまうのでは?と不安になります。
以下の「小学校から中学校、高等学校で習う単語の数」を見てください。
【旧指導要領】 中学校:1200語 高等学校:1800語 ⇒ 約3000語
【新指導要領】 小学校:600~700語 中学校:1600~1800語 高等学校:1800~2500語
⇒ 約4000~5000語
小学校で習った単語が身についていることが前提で、中学校の教科書が作られています。
また、習う単語の数が増えれば増えるほど、難しい単語が増えます。
例えば、中学の教科書でも、英検準2級や2級レベルの単語が加わってくるのです。
↑ 文部科学省のHPに掲載されている資料です。
少し見づらいですが、中学校の英語の授業時間は変わらないのに、単語数が増え、教科書が分厚くなります。
明倫ゼミナールではこれまで、新指導要領に記載されている「思考力」を意識した指導を強化してまいりました。
冬期講習でも「思考力」を伸ばす「考えさせる授業」を提供します。
ただ、新指導要領に対応するには、「思考力」を高めるだけでは十分とは言えません。
さらに来年は、【 思考力+英単語の定着+英語4技能強化 】をテーマに、生徒の皆さんの学力向上と新指導要領対策に取り組んでいく予定です。
難化する新教科書に負けない学力を、今のうちから身につけていきましょう!
来年もよろしくお願いいたします!