有松校のブログ

こんにちは。明倫有松校高校部です。

今回は新課程入試導入に伴う、私立大学の「歴史総合」の出題範囲についてお伝えします。

2025年大学入試から、新課程入試が始まります。歴史分野においては「日本史B」「世界史B」が廃止され、「日本史探求」「世界史探求」「歴史総合」という教科に変わります。

2025年度共通テストの選択科目は、日本史・世界史それぞれに「歴史総合」が加わることが決まっていますが、私立大学入試では大学によって出題範囲が異なります。次の3パターンがあります。

①「日本史探求」「世界史探求」のみ
2024年までと同じく「日本史」「世界史」を選択するパターンです。
早稲田大学、同志社大学、名城大学、立命館大学等の大学がこのパターンで出題すると発表しています。

②「日本史探求＋歴史総合」「世界史探求＋歴史総合」
共通テスト同様に歴史総合も出題範囲とするパターンです。
上智大学、南山大学、明治大学、関西学院大学等の大学がこのパターンで出題する予定です。

③「歴史総合」も出題範囲だが「日本史探求」「世界史探求」の範囲のみ
科目は「日本史探求＋歴史総合」「世界史探求＋歴史総合」とするが、「日本史探求」「世界史探求」の範囲からしか出題しないというパターンです。
愛知大学、愛知学院大学、関西大学等の大学がこのパターンの出題を発表しています。

2025年に受験する既卒生や私立専願の方は、志望大学によって歴史総合を勉強すべきなのかどうかが変わってきます。ただ私立専願でも共通テストを受験する方が多いので、その場合は歴史総合も勉強する必要があるでしょう。また、今後出題範囲を変更する可能性もあるので、新たな情報に注意しておきましょう。